競艇の各種指数を理解する|能力指数・展示タイム・スタート展示

競艇の各種指数データ

概要

競艇では選手やモーターの能力を数値化した様々な指数が用いられます。これらの指数を正しく理解し活用することで、より精密な予想が可能になります。

指数は複雑な要素を単純な数値に変換し、比較を容易にする重要なツールです。

1. 能力指数の基本

選手の総合的な実力を示す指標です。

  • 全国勝率×10=基本能力指数
  • 当地勝率で地元補正
  • 最近勝率で調子を反映
  • 階級による補正(A1級+10)
  • 指数70以上が優良選手
例:

勝率7.50のA1級選手なら、基本指数75に階級補正で85となります。

2. 展示タイムの見方

直線での最高速度を示す重要データです。

  • バック側150mの直線タイム
  • モーターの伸び足を表す
  • 6艇中1位が基準
  • 0.15秒差で1艇身相当
  • 風向きで大きく変動

3. スタート展示(ST)分析

スタートタイミングの精度を示します。

  • 0.00に近いほど優秀
  • 平均0.15以内が理想
  • 0.20以上は出遅れ気味
  • F持ちは慎重になる
  • コースにより理想値が異なる

4. モーター性能指数

エンジンの調子を数値化した指標です。

  • 2連率を基本とする
  • 出足・行き足・伸び足を評価
  • 部品交換履歴を考慮
  • 使用者の成績推移
  • 指数40以上が好調

5. 複合指数の活用

複数の要素を組み合わせた総合評価です。

  • 能力×モーター=期待値
  • 展示+STで実戦力
  • オッズ÷指数で妙味判定
  • 天候補正を加味
  • 最終的な数値で順位付け

指数の実践的な使い方

レース前のチェックリスト

確認項目基準値判断重要度
能力指数差10以上上位優勢★★★
展示タイム0.10秒差伸び確認★★☆
ST平均0.15以内好スタート★★★
モーター指数40以上好調機★★☆
総合指数最上位軸候補★★★
指数活用のコツ

単一の指数に頼らず、複数の指数を組み合わせて判断することが重要です。特に能力指数とモーター指数のバランスを見ることで、より正確な予想が可能になります。

展示航走データの読み解き方

展示で確認すべきポイント

  1. 展示タイムの順位と差
  2. スタート展示の安定性
  3. 旋回の滑らかさ
  4. 直線の伸び
  5. 他艇との比較

展示航走は「その日の調子」を確認する最も重要な機会です。事前の指数が良くても、展示が悪ければ評価を下げる必要があります。

まとめ

各種指数は競艇予想の重要な判断材料ですが、絶対的なものではありません。指数を基礎としつつ、展示航走の確認、当日の状況判断を加えることで、より精度の高い予想が可能になります。データと経験のバランスが大切です。

指数に関するよくある質問

どの指数を最も重視すべきですか?

レースにより異なりますが、一般的には能力指数とスタート展示を重視します。ただし、風が強い日は展示タイム、モーター重視の競艇場ではモーター指数を優先するなど、状況に応じた判断が必要です。

指数が高ければ必ず勝てますか?

指数は可能性を示すものであり、確実性を保証するものではありません。スタート失敗、進入の乱れ、不利な展開など、予測できない要素が多々あります。

独自指数とは何ですか?

各予想サイトや個人が独自の計算式で算出した指数です。公式データに独自の重み付けや補正を加えたもので、それぞれ特徴があります。

展示タイムが悪くても勝つことはありますか?

はい、あります。展示タイムは直線の速さであり、スタートや旋回技術でカバーできます。特にインコースは展示タイムが悪くても勝つことが多いです。

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